レーザー加工装置
专利摘要:
レーザービームを発振させるレーザー発振部;レーザー発振部で発振されたレーザービームを、所定のビーム幅を持つビームプロファイルのエネルギー密度を持つように変換する光学系;光学系で変換されたレーザービームが透過され、透過されたレーザービームが内部に配された工程対象物に照射されるチャンバ;レーザー発振部とチャンバとの間に配され、レーザービームを反射させる反射器;及びチャンバに照射されるレーザービームを整列するためのレーザービーム整列ユニット;を備えるレーザー加工装置において、レーザービーム整列ユニットは、反射器と工程対象物との間に設置されてレーザービームの進行経路上に配され、レーザービームが通過可能にレーザービームの断面積より大きく貫通形成された貫通孔が形成された整列部材と、反射器から反射されたレーザービームの進行経路が調節されるように反射器を駆動する駆動器と、整列部材の貫通孔を通過することで検出されたレーザービームに基づいて、レーザービームの中心と貫通孔の中心間の距離が調節されるように駆動器を制御する制御器と、を備えるレーザー加工装置。 公开号:JP2011505252A 申请号:JP2010533971 申请日:2008-11-18 公开日:2011-02-24 发明作者:オム,スン−ファン;キム,デ−ジン;キム,ヒョン−ジュン;リー,クァン−ジェ 申请人:コーニック システムズ カンパニー リミテッド; IPC主号:B23K26-04
专利说明:
[0001] 本発明は、レーザー加工装置に係り、より詳細には、工程対象物に照射されるレーザービームが整列可能であり、さらには、レーザービームの整列変更時に補正が容易になるようにその構造が改善されたレーザー加工装置に関する。] 背景技術 [0002] 有機発光ダイオードディスプレイまたは液晶ディスプレイなどの基板には、一般的にガラス基板が使われる。そして、このガラス基板はレーザーアニーリング工程を経た後、結晶化するか、または結晶化度が向上するが、これらのレーザーアニーリング工程は、図1に示したレーザーアニーリング装置により行われる。] 図1 [0003] 図1を参照すれば、従来のレーザーアニーリング装置100’は、エキシマーレーザービームを放出するレーザー発振部10’と、レーザービームを反射する複数の反射器と、テレスコープレンズ(図示せず)、ホモジナイザー(図示せず)、フィールドレンズ(図示せず)及びプロジェクションレンズ24’などを備える光学系と、ガラス基板33’が内部に配されるチャンバ30’とを備える。ホモジナイザーは、第2反射器43’と第3反射器44’との間に配されている。そして、第1補助反射器41’と第1反射器42’との間には、減衰器46’が配されている。第1補助反射器41’は、アクチュエータ(図示せず)により矢印方向に直線移動自在に配されて、レーザー発振部10’に放出されたレーザービームは、エネルギーメータ47’により測定できる。また、第2補助反射器45’は、アクチュエータ(図示せず)により矢印方向に直線移動自在に配されていて、第2補助反射器45で反射されたレーザービームは、エネルギーメータ47’により測定できる。そして、第1反射器42’及び第2反射器43’には、それぞれ一対のマイクロメータ611’、621’が結合されていて、マイクロメータの駆動により第1反射器42’及び第2反射器43’の反射面とレーザービームとの角度が調節されて、レーザービームの反射方向が変更できる。そして、図1に示した一点鎖線は、レーザービームの光路を示す。] 図1 [0004] 前述したように構成されたレーザーアニーリング装置100’において、ガラス基板33’に所望の形態及びビームプロファイルのレーザービームを照射するためには、光学系の整列が必要である。このような光学系の整列は、ロービーム(raw beam)整列、光学部品の整列及びファインチューニングに大別され、特に、ロービーム整列が重要である。] [0005] ロービーム整列、すなわち、レーザー発振部10’から放出されたレーザービームを整列するためには、レーザービームが一定の高さで光路の水平または垂直に進めて、最終的に光学系の中心に進めるようにせねばならない。そして、これらのロービーム整列は、マイクロメータを駆動して第1反射器42’及び第2反射器43’を調節することによって行われる。特に、光路のうち、ガウスプロファイルを持つレーザービームプロファイルをフラット・トップ形態に変換させるホモジナイザーが配される部分の光路、第2反射器43’と第3反射器44’との間でレーザービームを平行に進ませることが重要である。] [0006] このように第2反射器43’と第3反射器44’との間を進めるレーザービームを整列するために、放出されたレーザービームが第1反射器42’の中心に照射されるようにレーザー発振部10’を調節し、第1反射器から反射されたレーザービームが第2反射器43’の中心に照射されるようにマイクロメータを駆動して第2反射器を調節した後、一対のクロスヘアー50’を第2反射器42’と第3反射器43’との間に設置し、各マイクロメータ611’、621’を駆動して第1反射器42’及び第2反射器43’を調節することによって、レーザービームが一対のクロスヘアー50’の中心を通過するようにすればよい。さらに具体的に説明すれば、第2反射器43’と第3反射器44’との間の光学レール(図示せず)上に一対のクロスヘアー50’を互いに一定間隔離隔して設置し、第1反射器のマイクロメータ611’及び第2反射器のマイクロメータ621’をそれぞれ駆動して、レーザービームが一対のクロスヘアー50’の中心を通過するように調節することによって、レーザービームが各クロスヘアーの中心を通過して平行に進めるように整列する。ここで、各クロスヘアー50’の中心は互いに同軸的に配されており、レーザービームがクロスヘアーの中心を通過する点は、バーンペーパー(図示せず)を利用して確認され、レーザービームの整列後にはクロスヘアー50’が除去されねばならない。] [0007] ところが、前述したようなクロスヘアー50’を利用した整列過程では、整列過程が数回にかけて反復的に進まねばならないという面倒さがあり、レーザービームの進行状態を確認するために、いちいちバーンペーパーを使用してチェックせねばならず、各マイクロメータ611’、621’を手動で反復的に調節せねばならないという不便さがある。また、整列過程が人間により行われるところ、レーザービームにより直接及び間接的にまたは過ちにより人体が悪影響を受けることもある。] [0008] そして、レーザーアニーリング装置の使用過程で、レーザーアニーリング装置100’に発生する変化、例えば、レーザーキャビティーウィンドウのクリーニングまたは交換、レーザーチューブ整列または共振器のクリーニングまたは交換時にレーザービームプロファイルに変化が発生する場合には、基本的に光学系を通じるレーザービームの状態を確認せねばならず、このためには光学系を分離した後、前述したようにクロスヘアーを設置した後、確認補正せねばならないので、前述したような問題点が引き起こされる。] [0009] 一方、一般的にガラス基板33’上に照射されるレーザービームのプロファイルは、フラット・トップ形態が一般的であるが、工程を最適化するためには、多様な形態のビームプロファイルに対する工程テストを通じて最適のビームプロファイルを選定することが望ましい。例えば、斜線形態のビームプロファイルが適用されうる。しかし、これらのビームプロファイルを変更するためには、レーザー発振部10’のドアを開けて共振器、特に、アウトプットカプラーに備えられたマイクロメータ611’、621’を調節するか、光学系のカバーを開けて第1反射器42’及び第2反射器43’に備えられたマイクロメータ611’、621’を調節せねばならないという面倒さがあった。] 発明が解決しようとする課題 [0010] 本発明は、前記の問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、レーザービームとの直接及び間接的な身体接触を防止でき、レーザービームを自動で容易に整列でき、レーザー発振部のキャビティーウィンドウ及び共振器それぞれのクリーニング及び交換などの作業によるレーザービームの光路変更時、レーザービームを光学部品の分離なしに容易に整列でき、さらにレーザービームの整列状態をリアルタイムでモニタリングしてこれを自動で補正することによって、工程対象物に照射されるレーザービームの形状及びプロファイルを均一に維持可能にするレーザー加工装置を提供することである。] [0011] また、本発明の他の目的は、レーザービームの一部が遮断可能に構造が改善されて、工程対象物に照射されるレーザービームの最終プロファイルを変更して工程条件を最適化できるレーザー加工装置を提供することである。] 課題を解決するための手段 [0012] 前記目的を達成するために、本発明によるレーザー加工装置は、レーザービームを発振させるレーザー発振部;前記レーザー発振部で発振されたレーザービームを、所定のビーム幅を持つビームプロファイルのエネルギー密度を持つように変換する光学系;前記光学系で変換されたレーザービームが透過され、前記透過されたレーザービームが内部に配された工程対象物に照射されるチャンバ;前記レーザー発振部と前記チャンバとの間に配され、前記レーザービームを反射させる反射器;及び前記チャンバに照射されるレーザービームを整列するためのレーザービーム整列ユニット;を備えるレーザー加工装置において、前記レーザービーム整列ユニットは、前記反射器と工程対象物との間に設置されて前記レーザービームの進行経路上に配され、前記レーザービームが通過可能に前記レーザービームの断面積より大きく貫通形成された貫通孔が形成された整列部材と、前記反射器から反射されたレーザービームの進行経路が調節されるように前記反射器を駆動する駆動器と、前記整列部材の貫通孔を通過することで検出された前記レーザービームに基づいて、前記レーザービームの中心と前記貫通孔の中心との間の距離が調節されるように前記駆動器を制御する制御器と、を備えることを特徴とする。] 発明の効果 [0013] 本発明によれば、レーザービームの整列時、レーザービームとの直接及び間接的な身体接触を防止できるようになる。また、レーザービームを自動で容易に整列でき、レーザー発振部のキャビティーウィンドウ及び共振器それぞれのクリーニング及び交換などの作業により、レーザービームの光路変更時にレーザービームを光学部品の分離なしに容易に整列できる。そして、レーザービームの整列状態をリアルタイムでモニタリングしてこれを自動で補正することによって、工程対象物に照射されるレーザービームの形状及びプロファイルを均一に維持できる。また、工程対象物に照射されるレーザービームの最終プロファイルを変更して工程条件を最適化できる。] 図面の簡単な説明 [0014] 従来の一例によるレーザー加工装置の概略的な構成図である。 本発明の一実施形態によるレーザー加工装置の概略的な構成図である。 図2に示した一対の整列部材の概略的な斜視図である。 図2に示したレーザー加工装置において、レーザービームの整列制御を説明するための制御ブロック図である。 図2に示したレーザー加工装置を利用してレーザービームのプロファイルの変更を説明するための断面図である。 図2に示したレーザー加工装置を利用してレーザービームのプロファイルの変更を説明するための断面図である。 図2に示したレーザー加工装置を利用してレーザービームのプロファイルの変更を説明するための断面図である。] 図2 発明を実施するための最良の形態 [0015] 以下、本発明による望ましい実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。] [0016] 図2は、本発明の一実施形態によるレーザー加工装置の概略的な構成図であり、図3は、図2に示した一対の整列部材の概略的な斜視図であり、図4は、図2に示したレーザー加工装置においてレーザービームの整列制御を説明するための制御ブロック図である。] 図2 図3 図4 [0017] 図2ないし図4を参照すれば、本実施形態のレーザー加工装置100は、従来技術で説明した通りにレーザーアニーリング装置で構成される。図2に示した一点鎖線は、レーザービームの光路を示す。] 図2 図4 [0018] レーザー加工装置100は、レーザー発振部10と、光学系20と、チャンバ30と、反射器と、レーザービーム整列ユニットとを備える。] [0019] レーザー発振部10は、レーザービーム、例えば、エキシマーレーザービームを発生させて発振させる。] [0020] 光学系20は、レーザービームを、所定のビーム幅を持つビームプロファイルのエネルギー密度を持つように変換する。光学系20は、テレスコープレンズ21、ホモジナイザー22、フィールドレンズ23及びプロジェクションレンズ24など複数の光学部品を備え、レーザービームを拡大、均質化させて長方形のレーザービームに変換する機能を行う。] [0021] チャンバ30は、アニーリング工程が行われる内部空間31を持つ。チャンバの内部空間31にはステージ32が設置され、ステージ32には工程対象物、すなわち、レーザーアニーリングされるガラス基板33が配される。チャンバ30の上側には、光学系20で変換されたレーザービームが透過される透明なウィンドウ34が設置されている。] [0022] 反射器はレーザービームを反射させる。反射器は、レーザー発振部10とチャンバ30との間に配されている。本実施形態で反射器は、複数、特に5つ設置されている。すなわち、レーザービームの進行方向に沿って順次に、第1補助反射器41、第1反射器42、第2反射器43、第3反射器44及び第2補助反射器45が設置されている。第1補助反射器41と第1反射器42との間には減衰器46が、第1反射器42と第2反射器43との間にはテレスコープレンズ21が、第2反射器43と第3反射器44との間にはホモジナイザー22及びフィールドレンズ23が、第3反射器44と第2補助反射器45との間にはプロジェクションレンズ24がそれぞれ設置されている。ここで、第1補助反射器41及び第2補助反射器45は、アクチュエータ(図示せず)により直線移動自在に設置されていて、第1補助反射器41と第2補助反射器45とがレーザービームの光路上に配される場合には、エネルギーメータ47を通じてレーザービームのエネルギーを測定できる。] [0023] レーザービーム整列ユニットは、チャンバ30に照射されるレーザービームを整列するためのものである。レーザービーム整列ユニットは、整列部材51、52と、駆動器61、62と、センサー71、72、73、74と、制御器80とを備える。] [0024] 整列部材51、52は、互いに隣接した反射器の間に設置されており、レーザービームの進行経路上に複数配されている。特に、本実施形態では、整列部材51、52は第2反射器43と第3反射器44との間に一対が配されている。すなわち、第2反射器43と第3反射器44との間に、レーザービームの進行方向に沿って順次に第1整列部材51及び第2整列部材52が配されている。第1整列部材51と第2整列部材52とには、それぞれ貫通孔511、521が形成されている。貫通孔511、521は、レーザービームの断面積より大きく形成されており、レーザービームは、貫通孔511、521を通過できる。そして、第1整列部材の貫通孔511及び第2整列部材の貫通孔521は互いに同軸的に配されている。第1整列部材51と第2整列部材52とは、光学レール(図示せず)から同じ高さに設置されており、特に本実施形態では、各整列部材の貫通孔511、521の中心Cがレールの底面から90mmの高さに配されている。] [0025] 駆動器61、62は、反射器を駆動してレーザービームの進行経路を調節する。本実施形態で、駆動器61、62は、レーザー発振部10と整列部材51、52との間に配された複数の反射器、特に、第1反射器42及び第2反射器43をそれぞれ駆動するように一対設置されている。すなわち、第1駆動器61は第1反射器42を、第2駆動器62は第2反射器43を駆動する。ここで、各駆動器61、62は、従来技術で説明したような一対のマイクロメータ611、621を備えるように形成されている。各駆動器のマイクロメータ611、621を駆動すれば、レーザービームの進行方向に対する反射器42、43の反射角度を変化させうるので、レーザービームが反射されて進める経路を調節できるようになる。] [0026] センサー71、72、73、74は入射されるレーザービームを検出し、レーザービームの検出時に後述する制御器80に検出信号を出力する。本実施形態で、センサー71、72、73、74はフォトセンサーで構成され、第1整列部材51及び第2整列部材52にそれぞれ4個ずつ結合されている。すなわち、各整列部材51、52には、第1センサー71、第2センサー72、第3センサー73及び第4センサー74が結合されている。] [0027] 第1センサー71及び第2センサー72は、図3に示したように、各貫通孔511、512の両側に配されて左右方向に互いに対向しており、第3センサー73及び第4センサー74も各貫通孔511、512の両側に配されて、上下方向に互いに対向していて、全体的に4つのセンサー71、72、73、74は、各貫通孔511、521を中心Cに放射状に配されている。したがって、互いに対向するセンサー71、72;73、74間の中心は、貫通孔511、521の中心Cと一致する。そして、第1センサー71と第2センサー72との距離、及び第3センサー73と第4センサー74との距離は、レーザービームが第1センサー71と第2センサー72との間、及び第3センサー73と第4センサー74との間で通過可能に形成されている。すなわち、互いに対向する一対のセンサー71、72:73、74は、同時にレーザービームを検出できなくなり、互いに対向する一対のセンサー71、72:73、74のうちいずれか一つのセンサーのみが貫通孔511、521を通過するレーザービームを検出できるようになる。例えば、第1センサー71及び第3センサー73がレーザービームを検出すれば、第2センサー71及び第4センサー74はレーザービームを検出できない。] 図3 [0028] 制御器80は、各センサー71、72、73、74から入力された検出信号に基づいてレーザービームの中心と貫通孔511、521の中心Cとの距離が調節されるように、第1駆動器61及び第2駆動器62を制御する。特に、本実施形態で制御器80は、第1駆動器の一対のマイクロメータ611及び第2駆動器の一対のマイクロメータ621をそれぞれ制御する。そして、制御器80は、第1駆動器61及び第2駆動器62を制御して、レーザービームの中心が第1整列部材51及び第2整列部材52それぞれの貫通孔511、521の中心Cを通過するように制御する。] [0029] 制御器80の制御過程の一例を説明すれば、次の通りである。制御器80は、第1駆動器61を制御して、レーザービームが第1整列部材の貫通孔511の中心Cを通過するように作動する。すなわち、制御器80は、第1整列部材に結合された第1センサー71、第2センサー72、第3センサー73及び第4センサー74の検出信号に基づいて第1駆動器61を制御し、これにより、レーザービームが第1整列部材の貫通孔511の中心Cを通過するように制御される。] [0030] 第1センサー71及び第2センサー72を利用すれば、レーザービームが各整列部材の水平方向の中心を進めるように整列できるようになり、その詳細な過程は次の通りである。] [0031] レーザービームが第1センサー71と接触して第1センサーが検出信号を出力する場合には、制御器80は、第2センサー72が検出信号を出力するように第1駆動器61を駆動してレーザービームの進行経路を調節する。この時、第2センサー72のみ検出信号を出力する。次いで、制御器80は、第1センサー71が検出信号を再び出力するように第1駆動器61を駆動して、レーザービームの進行経路を調節する。この時には、第1センサー61のみ検出信号を出力する。次いで、制御器80は、第1基準時間t1の間に駆動信号を出力して、レーザービームが第1センサー71と第2センサー72との間の中央を通過するように制御する。ここで、第1基準時間t1は、第2センサー72が検出信号を出力する時点から、第1センサー71が検出信号を再び出力する時点までの時間に基づいて設定される。] [0032] 特に、本実施形態では、制御器80は、第2センサー72が検出信号を最初に出力した後、第1センサー71が検出信号を再び最初に出力するように第1駆動器61を制御するように構成されており、このような場合には、第1基準時間t1は、第2センサー72が検出信号を最初に出力する時点から、第1センサー71が検出信号を再び最初に出力する時点までの時間の半分であって、制御器80で演算される。このように、第1基準時間t1の間に駆動信号が出力されれば、レーザービームの中心が第1センサー71と第2センサー72との間の中心線C1を通過するように整列できるようになる。] [0033] 一方、レーザービームが第1センサー71と第2センサー72との間を通過して、第1センサーと第2センサーとがいずれも検出信号を出力しない場合には、制御器80は、第1センサー71が検出信号を出力するように第1駆動器61を駆動してレーザービームの進行経路を調節する。この時には、第1センサー71のみ検出信号を出力する。次いで、制御器80は、第2センサー72が検出信号を出力するように第1駆動器61を駆動してレーザービームの進行経路を調節する。この時、第2センサー72のみ検出信号を出力する。次いで、制御器80は、第2基準時間t2の間に駆動信号を出力して、レーザービームが第1センサー71と第2センサー72との間の中央を通過するように制御する。ここで、第2基準時間t2は、第1センサー71が検出信号を出力する時点から、第2センサー72が検出信号を出力する時点までの時間に基づいて設定される。] [0034] 特に、本実施形態では、制御器80は、第1センサー71が検出信号を最初に出力した後、第2センサー72が検出信号を最初に出力するように制御する構成でなっており、このような場合には、第2基準時間t2は、第1センサー71が検出信号を最初に出力する時点から、第2センサー72が検出信号を最初に出力する時点t2までの時間の半分であって、制御器80で演算される。このように第2基準時間t2の間に駆動信号が出力されれば、レーザービームの中心が第1センサー71と第2センサー72との間の中心線C1を通過するように整列できるようになる。] [0035] このように、第1センサー71による検出信号の出力如何に関係なく、制御器80は、駆動信号を第1基準時間t1または第2基準時間t2の間に出力して、レーザービームの中心が第1センサー71と第2センサー72との間の中心線C1を通過するように制御できるようになる。] [0036] そして、第3センサー73及び第4センサー74を利用すれば、レーザービームが各整列部材の垂直方向の中心を設定できるようになる。このように、第3センサー73及び第4センサー74を利用して制御する過程も、第1センサー及び第2センサーを利用して制御する過程と同一である。すなわち、第3センサー73が検出信号を出力する場合には、制御器80は、第4センサー74が検出信号を最初に出力するように第1駆動器61を駆動し、第3センサー73が検出信号を再び最初に出力するように第1駆動器61を駆動した後、最終的に第3基準時間t3の間に駆動信号を出力してレーザービームを整列する。ここで、第3基準時間t3は、第4センサー74が検出信号を最初に出力する時点から、第3センサー73が検出信号を再び最初に出力する時点までの時間の半分である。] [0037] また、第3センサー73及び第4センサー74いずれも検出信号を出力しない場合には、制御器80は、第3センサー73が検出信号を最初に出力するように第1駆動器61を駆動し、第4センサー74が最初に検出信号を出力するように第1駆動器61を駆動した後、最終的に第4基準時間t4の間に駆動信号を出力してレーザービームを整列する。ここで、第4基準時間t4は、第3センサー73が検出信号を最初に出力する時点から、第4センサー74が検出信号を最初に出力する時点までの時間の半分である。] [0038] このように、第3センサー73が検出信号の出力如何に関係なく、制御器80は、駆動信号を第3基準時間t3または第4基準時間t4の間に出力して、レーザービームの中心が第3センサー73と第4センサー74との間の中心線C2を通過するように制御する。] [0039] 前述したように、制御器80が第1基準時間t1または第2基準時間t2の間に駆動信号を出力すれば、レーザービームの中心が第1センサー71と第2センサー72との間の中心線C1を通過でき、制御器80が第3基準時間t3または第4基準時間t4の間に駆動信号を出力すれば、レーザービームの中心が第3センサー73と第4センサー74との間の中心線C2を通過できる。したがって、制御器80が第1基準時間t1または第2基準時間t2の間に駆動信号を出力すると共に、第3基準時間t3または第4基準時間t4の間に駆動信号を出力すれば、レーザービームの中心が第1センサー71と第2センサー72との間の中心線C1、及び第3センサー73と第4センサー74との間の中心線C2いずれも通過するように整列されて、結局には第1整列部材の貫通孔511の中心Cを通過するように整列される。] [0040] 一方、制御器80は、第2駆動器62を制御してレーザービームが第2整列部材の貫通孔521の中心Cを通過するように作動する。すなわち、制御器80が第2整列部材52に結合された第1センサー71、第2センサー72、第3センサー73及び第4センサー74の検出信号に基づいて第2駆動器62を制御すれば、レーザービームが第2整列部材の貫通孔521の中心Cを通過するように整列される。そして、レーザービームが第2整列部材の貫通孔521の中心Cを通過するように制御される過程は、レーザービームの中心が第1整列部材の貫通孔511の中心Cを通過するように制御される過程と同一であるので、ここではその詳細な説明は省略する。] [0041] 前述したように、制御器80は、第1駆動器61及び第2駆動器62をそれぞれ制御して、レーザービームが第1整列部材及び第2整列部材それぞれの貫通孔511、521の中心Cを通過でき、第1整列部材の貫通孔511と第2整列部材の貫通孔521とが同一高さに配されていて、結局にレーザービームが各貫通孔511、521の中心Cを通過しつつ平行に進めるように整列できる。このように、本実施形態では、整列部材51、52を除去する必要もなく制御器80を通じて駆動器61、62を自動的に制御することによってレーザービームを整列できるので、従来に比べてレーザービームの整列がさらに容易に行われるようになり、整列過程でレーザービームに人体が露出される心配もない。] [0042] 一方、レーザービームの整列は、レーザー発振部10の整備時にも必要である。] [0043] レーザーキャビティーウィンドウのクリーニングまたは交換によるアウトプットカプラー11の調節時、共振器のクリーニングまたは交換時及びレーザーチューブの整列及び交換時にも、レーザービームの方向及びビームプロファイルが変わる。このような変化は、レーザービームが光学系を通過する間に以前と異なる特性を持つようになって、工程対象物に照射されるビームプロファイルの変化を引き起こす。このような変化は、ロービームが正常に整列されていないために発生する。したがって、前述したようにレーザービームを整列すれば、レーザー発振部の整備時に発生するレーザービームのプロファイル変化を補正でき、特に、アニーリング工程中に予想できなかったロービーム整列の歪みが発生する場合にも、これを容易に補正してレーザーアニーリング工程を安定して行える。] [0044] 一方、レーザービーム整列ユニットは、センサーアクチュエータ(図示せず)と、整列部材アクチュエータ90とをさらに備える。] [0045] センサーアクチュエータ(図示せず)は、センサーの数ほど複数備えられて、各センサー71、72、73、74を直線駆動する。すなわち、各センサー71、72、73、74は、図3に矢印で図示されているように、貫通孔の中心Cに対して接近または離隔する方向に直線移動できる。このように、各センサー71、72、73、74がセンサーアクチュエータにより直線移動して各センサーの位置が変更されれば、各整列部材に結合された4つのセンサーの中心を、各整列部材の貫通孔511、512の中心Cから離隔して配置できる。したがって、ユーザーの意図によって、レーザービームの中心が貫通孔511、512の中心Cから離隔して進めるように整列できる。] 図3 [0046] 整列部材アクチュエータ90は一対が備えられ、各整列部材アクチュエータは各整列部材51、52を直線駆動する。各整列部材アクチュエータ90は、各整列部材51、52を、各整列部材を通過するレーザービームの進行経路に対して交差する方向、特に図3に矢印で図示されているように上下及び水平方向に移動させる。このように各整列部材51、52が直線移動できるので、図5に示したように、レーザービームが第2反射器43と第3反射器44との間で平行に進めるように整列された状態で、いずれか一つの整列部材51、52、例えば、第1整列部材51を上向きに移動させれば、レーザービームの一部が、図6に示したように第1整列部材51により遮蔽されて、レーザービームのプロファイルを変更できる。] 図3 図5 図6 [0047] 一方、図5に示したように、レーザービームが整列された状態で、第1駆動器61及び第2駆動器62のうち少なくとも一つを駆動して、レーザービームの中心が第1整列部材51に対して直交せずに交差する方向に入射されるようにレーザービームを傾ければ、レーザービームが、図7に示したように傾いた状態で進め、レーザービームの一部が第1整列部材51により遮蔽されてレーザービームのプロファイルを変更できる。] 図5 図7 [0048] このように、本実施形態では、整列部材51、52の直線移動または駆動器61、62の駆動によりレーザービームのプロファイルを変更できるようになる。したがって、工程の変数として作用するレーザービームのプロファイルを変更して最適の工程条件を見つけられる。] [0049] そして、前述したようにレーザービームのプロファイルを変更するために、本実施形態の制御器80は、各センサー71、72、73、74から入力された検出信号に基づいてレーザービームのプロファイルが変更されるように、駆動器61、62及び整列部材アクチュエータ(図示せず)のうち少なくとも一つを制御する。特に、制御器は、駆動器61、62及び整列部材アクチュエータ(図示せず)を皆制御するように構成されていて、前述したようにレーザービームが平行にまたは傾くように進める状態で、レーザービームの一部が遮蔽されてレーザービームのプロファイルが変更される。] [0050] 以上、本発明を望ましい実施形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の技術的思想内で当業者によって色々な多くの変形が可能であるということは明らかである。] [0051] 例えば、本実施形態では整列部材が一対備えられると構成されているが、整列部材が1つまたは3つ以上備えられるように構成してもよい。] [0052] また、本実施形態では各整列部材に4つのセンサーが結合されるように構成されているが、センサーが必ずしも4つ構成される必要はなく、例えば、互いに対向する一対のセンサーのみ結合されるように構成してもよい。] [0053] また、本実施形態では、レーザービームの中心が貫通孔の中心を通過するように構成されているが、基準時間を異なって設定すれば、レーザービームの中心が貫通孔の中心から離隔するように構成してもよい。] [0054] 本発明は、レーザー加工装置関連の技術分野に好適に用いられる。] [0055] 10レーザー発振部 20光学系 21テレスコープレンズ 30チャンバ 41、42、43、44、45反射器 51、52整列部材 61、62駆動器 71、72、73、74センサー 80制御器 100レーザー加工装置 611、621 マイクロメータ]
权利要求:
請求項1 レーザービームを発振させるレーザー発振部;前記レーザー発振部で発振されたレーザービームを、所定のビーム幅を持つビームプロファイルのエネルギー密度を持つように変換する光学系;前記光学系で変換されたレーザービームが透過され、前記透過されたレーザービームが内部に配された工程対象物に照射されるチャンバ;前記レーザー発振部と前記チャンバとの間に配され、前記レーザービームを反射させる反射器;及び前記チャンバに照射されるレーザービームを整列するためのレーザービーム整列ユニット;を備えるレーザー加工装置において、前記レーザービーム整列ユニットは、前記反射器と工程対象物との間に設置されて前記レーザービームの進行経路上に配され、前記レーザービームが通過可能に前記レーザービームの断面積より大きく貫通形成された貫通孔が形成された整列部材と、前記反射器から反射されたレーザービームの進行経路が調節されるように前記反射器を駆動する駆動器と、前記整列部材の貫通孔を通過することで検出された前記レーザービームに基づいて、前記レーザービームの中心と前記貫通孔の中心との間の距離が調節されるように前記駆動器を制御する制御器と、を備えることを特徴とするレーザー加工装置。 請求項2 前記制御器は、前記レーザービームの中心が前記貫通孔の中心を通過するように前記駆動器を制御することを特徴とする請求項1に記載のレーザー加工装置。 請求項3 前記レーザービーム整列ユニットは、前記貫通孔の両側に配されるように前記整列部材にそれぞれ結合され、入射されるレーザービームを検出し、前記レーザービームの検出時に前記制御器に検出信号を出力する第1センサー及び第2センサーをさらに備え、前記第1センサーと第2センサーとの距離は、前記レーザービームが前記第1センサーと第2センサーとの間に通過可能に形成されており、前記制御部は、前記第1センサーが前記レーザービームに接触して前記検出信号を出力する場合、前記第2センサーが前記検出信号を出力する時点まで前記駆動器を駆動し、前記第1センサーが前記検出信号を再び出力する時点まで前記駆動器を駆動した後、前記第2センサーが前記検出信号を出力する時点から前記第1センサーが前記検出信号を再び出力する時点までの時間に基づいて設定された第1基準時間の間に、前記レーザービームの中心が前記貫通孔の中心を通過するように前記駆動器を駆動する駆動信号を出力し、前記第1センサー及び第2センサーいずれも、前記レーザービームの経路から逸脱して前記検出信号を出力しない場合、前記第1センサーが前記検出信号を出力する時点まで前記駆動器を駆動し、前記第2センサーが前記検出信号を出力する時点まで前記駆動器を駆動した後、前記第1センサーが前記検出信号を出力する時点から前記第2センサーが前記検出信号を出力する時点までの時間に基づいて設定された第2基準時間の間に、前記レーザービームの中心が前記貫通孔の中心を通過するように前記駆動器を駆動する駆動信号を出力することを特徴とする請求項2に記載のレーザー加工装置。 請求項4 前記レーザービーム整列ユニットは、前記貫通孔の両側に配されて、前記貫通孔を中心に前記第1センサー及び第2センサーと共に放射状に配されるように前記整列部材にそれぞれ結合され、入射されるレーザービームを検出し、前記レーザービームの検出時に前記制御器に検出信号を出力する第3センサー及び第4センサーをさらに備え、前記第3センサーと第4センサーとの距離は、前記レーザービームが前記第1センサーと第2センサーとの間に通過可能に形成されており、前記制御器は、前記第3センサーが前記レーザービームに接触して前記検出信号を出力する場合、前記第4センサーが前記検出信号を出力する時点まで前記駆動器を駆動し、前記第3センサーが前記検出信号を再び出力する時点まで前記駆動器に駆動した後、前記第4センサーが前記検出信号を出力する時点から前記第3センサーが前記検出信号を再び出力する時点までの時間に基づいて設定された第3基準時間の間に、前記レーザービームの中心が前記貫通孔の中心を通過するように前記駆動器を駆動する駆動信号を出力し、前記第3センサー及び第4センサーいずれも前記レーザービームの経路から逸脱して、前記検出信号を出力しない場合、前記第3センサーが前記検出信号を出力する時点まで前記駆動器を駆動し、前記第4センサーが前記検出信号を出力する時点まで前記駆動器を駆動した後、前記第3センサーが前記検出信号を出力する時点から前記第4センサーが前記検出信号を出力する時点までの時間に基づいて設定された第4基準時間の間に、前記レーザービームの中心が前記貫通孔の中心を通過するように前記駆動器を駆動する駆動信号を出力することを特徴とする請求項3に記載のレーザー加工装置。 請求項5 前記第1基準時間は、前記第2センサーが前記検出信号を最初に出力する時点から前記第1センサーが前記検出信号を再び最初に出力する時点までの時間の半分であり、前記第2基準時間は、前記第1センサーが前記検出信号を最初に出力する時点から前記第2センサーが前記検出信号を最初に出力する時点までの時間の半分であり、前記第3基準時間は、前記第4センサーが前記検出信号を最初に出力する時点から前記第3センサーが前記検出信号を再び最初に出力する時点までの時間の半分であり、前記第4基準時間は、前記第3センサーが前記検出信号を最初に出力する時点から前記第4センサーが前記検出信号を最初に出力する時点までの時間の半分であることを特徴とする請求項4に記載のレーザー加工装置。 請求項6 前記反射器は、前記レーザー発振部と工程対象物との間に複数配されており、前記整列部材は、互いに隣接した前記反射器の間に複数設置されており、前記複数の整列部材は、前記各整列部材の貫通孔が同軸的に配されるように設置されており、前記各整列部材には、前記第1センサー、第2センサー、第3センサー及び第4センサーがそれぞれ結合されており、前記駆動器は、前記レーザー発振部と前記複数の整列部材との間に配された複数の反射器が駆動可能に、各反射器に対応するように複数設置され、前記制御器は、前記レーザービームが前記各整列部材の貫通孔の中心を通過するように前記各駆動器を制御することを特徴とする請求項4に記載のレーザー加工装置。 請求項7 前記光学系はホモジナイザーを備え、前記レーザー発振部と前記整列部材との間には、前記レーザービームの進行方向に沿って順次に第1反射器、第2反射器及び第3反射器が配されており、前記第2反射器と第3反射器との間には、前記レーザービームの進行方向に沿って順次に第1整列部材、ホモジナイザー及び第2整列部材が配されており、前記第1反射器及び第2反射器は、それぞれ第1駆動器及び第2駆動器により駆動可能であり、前記制御器は、前記レーザービームの中心が前記第1整列部材の貫通孔及び前記第2整列部材の貫通孔の中心をそれぞれ通過するように、前記第1駆動器及び第2駆動器を制御することを特徴とする請求項6に記載のレーザー加工装置。 請求項8 前記レーザービーム整列ユニットは、前記センサーが前記貫通孔の中心に対して接近または離隔する方向に移動自在に前記センサーを駆動するセンサーアクチュエータと、前記整列部材が前記貫通孔を通過するレーザービームの進行経路に対して交差する方向に移動自在に前記整列部材を駆動する整列部材アクチュエータと、をさらに備えることを特徴とする請求項3ないし7のうちいずれか一項に記載のレーザー加工装置。 請求項9 前記制御器は、前記整列部材の貫通孔に進めることで検出されたレーザービームに基づいて、前記レーザービームの一部が前記整列部材により遮蔽されて前記整列部材の貫通孔を通過するレーザービームのプロファイルが変更されるように、前記駆動器及び整列部材アクチュエータのうち少なくとも一つを制御することを特徴とする請求項8に記載のレーザー加工装置。
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